斜面安定工

構造物によって斜面を安定化させるための工法です。その構造物が何であるかによってさまざまな工法に分類され、ソルテックが主に手掛けているのはモルタルまたはコンクリートによる吹き付けや鉄筋を挿入して安定化させる工法、地中の安定地盤と構造物を連結させるアンカー工法等です。

■現場吹付法枠工

概要 法面に鉄筋を組み立て、金網型枠を設置し、モルタルまたはコンクリートを吹き付けて造成します。
特長 地山に直接吹き付けるため、地山とのなじみが良く、凹凸がある法面でも梁を連続して施工できるため、耐久性に優れています。

■モルタル・コンクリート吹付工

概要 法面にモルタルまたはコンクリートを圧縮空気によって吹き付け、崖面や法面を覆う工法です。
特長 風化等により劣化した崖面に対しては、外気や温度変化、浸透水の遮断効果が非常に高く、施工性も優れていることから、採用実績の多い工法の一つです。

■鉄筋挿入工

概要 斜面に鉄筋を挿入することにより、移動土塊や斜面上の岩塊等を安定化させる工法です。
特長 法枠や受圧板と併用することが多い。また、補強材の長さがアンカーよりも短く、比較的崩壊規模の小さい斜面に適用されます。

■アンカー工

概要 地中の安定地盤にグラウトによって造成する定着部と地表部の構造物を引張材で連結させ、引張力を利用して不安定斜面を安定させる工法です。
特長 吹付枠工、擁壁工、独立大型支圧板等の工法と組み合わせて使用されます。あらゆる地盤、種々の目的に対して用いることができます。

■集排水ボーリング工

概要 斜面から掘削することによって地中に溜まっている地下水を取り除く工法です。
特長 山の地中に溜まっている地下水が地滑りのリスクにつながると判断された場合、そのリスクを軽減できる予防的な防災工事として、必要に応じて実施されます。
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